近頃SEOに関する話題や情報の中で耳にすることの多くなったSXO(サーチエクスペリエンス最適化)というワード。
SEOが検索エンジン最適化であるのに対し、SXOは検索体験最適化といわれ、検索ユーザーが検索した結果得られる体験や経験に対しての満足度に応じて評価が変わる仕組みのことをいいます。
そのSXOを考えるうえで意識するべき大きな要素が以下の3つです。
- ユーザビリティ
- 適合性(レリバンス)
- オーソリティ
順番に解説していきますね。
ユーザビリティ
ユーザビリティーというワードは聞いたことのある方も多いと思いますが、ネットにおけるユーザビリティとは
- サイトの見やすさや使いやすさ
- 必要な情報の探しやすさ
- 表示速度の速さ
などを意味します。
一見して見づらく、何について書いてあるかわかりづらい、コンテンツにまとまりがなくなかなか必要な情報にたどり着けない、サイトの表示速度が遅いなど、ユーザーにとって使いづらかったりストレスを与えるようなサイトでは高い評価を得ることはできません。
適合性(レリバンス)
適合性とは、あるワードで検索したユーザーに対して、どれだけその期待を満たすことのできるサイト(コンテンツ)であるか?ということです。
例えば「ブログ 初心者」と検索したとき、検索結果には初心者さんのブログではなく「ブログのはじめ方」や「ブログ運営のしかた」など、これからブログをはじめようとしている初心者さんにとって必要な情報を載せたサイトが表示されます。
なぜかというと「ブログ 初心者」と検索する人の多くが、まだ始めたばかりのブログを探しているわけではなく「初心者でもブログ運営をスムーズにはじめるにはどうすればいいのか?」という意図をもって検索しているということを検索エンジンが理解しているためです。
これが適合性といわれるもので、そのキーワードで検索しているユーザーが求めている答えはなんなのか?を検索ユーザーの立場に立って深く考え、その答えをサイトのコンテンツとして届けてあげることがユーザーの期待を満たすことにつながるわけです。
オーソリティ
オーソリティーを直訳すると「権威」や「第一人者」という意味で使われる言葉で、この場合、なにかしらの専門分野の他サイトから参照サイトとして紹介されるなど、その分野での権威や第一人者として多くの人から認められる存在(WEBサイト)というイメージです。
ある分野に関する多くのサイトから紹介(引用)されているサイト
=その分野に関して参考になる点が多々あり認められている
ということがいえるでしょう。
以上、簡単ですが
- ユーザビリティ
- 適合性(レリバンス)
- オーソリティ
について説明させていただきました。
Googleの目的は検索エンジンの利用者に検索した結果、より高い満足感を得てもらうことで、そのために日々検索結果の質を向上させていきます。
そのため上記3つの要素をしっかりと抑えた、ユーザーに高い満足度を与えるサイトは自然と検索エンジンからの評価も高くなり検索結果の上位に表示されるようになるわけですね。
数年前までのように
SEO=外部からリンクをあててナンボ!
みたいな時代はとっくに終焉を迎えており、SXOを無視してSEOを制することはできない。
そういう時代になっていますので、いつまでも古い情報に振り回されるのではなく、地に足をつけて検索エンジンの向こうにいる検索ユーザーの意図やニーズについて深く考えた、そんなコンテンツ作成&サイト運営を行っていきたいものですね(・∀・)b